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2018年7月1日

パテント・リザルト、17年部品業界・他社牽制力ランキングでデンソーが1位

パテント・リザルトは、独自に分類した自動車部品業界の企業を対象に、2017年の特許審査過程で、他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「自動車部品業界・他社牽制力ランキング2017」をまとめた。

集計の結果、他社特許の拒絶理由で引用件数1位となったのはデンソー。最も引用された特許は「回生エネルギーによる回生発電が可能な車載電源装置」に関する特許で、後発の特許10件の審査過程で拒絶理由として引用された。「車載用高電圧モータ装置用コモンモードノイズキャンセル回路装置」に関する特許も引用件数が多かった。

17年にデンソーの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機、次いでトヨタ自動車、日立オートモティブシステムズが続く。
2位は住友電装で、最も拒絶理由として引用された特許は「自動車用アース端子と電線の防水接続構造」で、すべて古河電工グループの特許申請だった。住友電装の特許によって影響を受けた件数が多い企業は矢崎総業、次いで古河電工グループ、トヨタの順だった。

3位の日立オートモティブシステムズで最も引用された特許は「駐車スペース認識装置」に関する特許。日立オートモティブシステムズの特許によって影響を受けた件数が多い企業はデンソー、トヨタ、三菱電機の順。

4位は矢崎総業、5位がアイシン精機、6位がジェイテクト、7位が日本精工、8位がアイシン・エィ・ダブリュ、9位が豊田合成、10位がNTNだった。

日刊自動車新聞6月28日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

パテント・リザルト

対象者 一般,自動車業界