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2018年6月27日

山形県自動車販売店リサイクルセンター、中国の視察団受け入れ

■EV電池再生を見学
山形県自動車販売店リサイクルセンター(遠藤栄次郎社長)は、中国自動車工業会(CAAM)訪日団の視察を受け入れ、電気自動車(EV)用バッテリーのリサイクルなどについて情報を交換した。訪日団は日本における使用済み自動車のリサイクルの調査、研究を目的とし、董揚団長(ヤン・ドン、CAAM常務副会長)を始め13人が来日した。山形では県内のリサイクル事業者2社を視察した後、山形県自動車販売店リサイクルセンターの幹部らと懇談、意見を交わした。

CAAM訪日団は自動車メーカーや電池メーカー、リサイクル事業者を視察する行程の中で、山形県自動車販売店リサイクルセンターを選定。自動車の販売、アフターサービスを担う業界団体の会員全社が株主として設立したセンターについて理解を深め、自国の施策に生かすのが狙い。
視察では、小国町の日本重化学工業(増田一樹社長、東京都中央区)小国事業所と東根市のリサイクルセンター山形営業所を訪問し、EVバッテリーのリサイクル現場などを見学した。

視察後には「意見交換・交流会」を実施。リサイクルセンターとCAAM、豊通リサイクル、日本自動車販売店協会連合会山形県支部、山形県、山形市が参加した。
開催にあたり遠藤社長は「今回の意見交換がお互いの国を理解し、発展への一助となれば幸い」と挨拶した。訪日団の董団長は「中国の自動車業界ではEVバッテリーの回収が急務となっている。リサイクルの技術について協力していきたい」と述べた。また、山形県自動車販売店リサイクルセンターの組織編成や日本におけるEVバッテリーの回収、リサイクルの現状などについて質問した。

日刊自動車新聞6月22日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

山形県自動車販売店リサイクルセンター

対象者 自動車業界