全日本トラック協会は２４日、２０１７年１０月２１、２２日に開催した「第４９回全国トラックドライバー・コンテスト」において、内閣総理大臣賞を受賞した佐藤亮介さん（日本通運、北海道警送支店）をはじめとする各部門優勝者が、２３日、総理官邸にて安倍晋三首相を表敬訪問したと発表した。

坂本克己会長、千原武美副会長、桝野龍二理事長らが同伴。奥田哲也国土交通省自動車局長、桝田好一警察庁交通局長が同席した。総理大臣官邸訪問に先立ち、国土交通大臣室に石井啓一国土交通相も表敬訪問した。

冒頭、坂本会長が安倍総理に対して、訪問の趣旨と日頃の感謝の言葉を述べ、桝野理事長が各部門の優勝者を紹介した。続いて、安倍首相が内閣総理大臣賞を受賞した、佐藤選手に内閣総理大臣杯を手渡し、各部門優勝者にもそれぞれ優勝トロフィーを贈った。
また、安倍首相は優勝した各選手に対し、「多くのドライバーの中、皆さんが各部門で頂点を極められたのは、日頃からの鍛錬の成果があってこそ。安全運転を心がけながら、ドライバーとしての技を磨いたのだろう。トラック運送業界はドライバーの求人難に直面しているが、現在進めている『働き方改革』の中で、労働環境をより一層良いものにしていきたい。今後も、皆さんが全国のドライバーの模範として活躍することを祈念する」と激励の言葉を贈った。

日刊自動車新聞5月26日掲載