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2018年5月15日

グリーン認証の取得効果 エコモ財団発表

交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)は、2018年度版「グリーン経営認証取得による効果」を発表した。

それによると、チェックリスト(16年12月末時点)に基づく認証取得から2年後の平均燃費は、トラックが車両総重量8トン以上(1168件)で3.3%、同8トン未満(1107件)で同じく3.3%、バス(137件)は2.7%、タクシー(301件)は1.6%それぞれ向上していた。

加えて、認証取得後1年目の走行距離当たりの交通事故件数は前年に比べ、トラック24.8%減、バス20.7%減、タクシー6.3%減、車両故障件数はそれぞれ18.5%減、3.6%減、15.9%減となり、各モードともグリーン経営による交通事故や車両故障防止効果が確認された。

認証取得後1年後に行った事業者アンカーとでは、グリーン認証取得のメリット(複数回答)はトラック(4218件)が「燃費向上」83.2%、「職場モラルの向上」76.1%、バス(188件)は「燃費向上」76.6%、「職場モラルの向上」74.5%と両業種はほぼ同じ傾向だった。

タクシー(380件)は「職場モラルの向上」81.1%、「燃費向上」76.8%と順位が逆転している。

 

グリーン経営認証制度は、トラックは2003年(平成15年)10月から、バスとタクシーは04年4月から開始し、運輸関係7業種をカバーしている。今年3月末現在、認証登録事業者数は約3600社、同事業所が保有する車両は20万台(全事業用車両の12%)を超えている。

エコモ財団は2006年度から燃費向上、交通事故件数の減少、職場モラルの向上をはじめとする認証取得効果を公表し、その結果、グリーン購入法の特定調達品目に輸配送、貸切バス、タクシーが追加されるなど、認証取得事業者への優遇・普及支援策が広がっている。

交通毎日新聞5月14日掲載

開催日 2018年4月27日
カテゴリー 交通安全,白書・意見書・刊行物,社会貢献
主催者

交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

交通エコロジー・モビリティ財団ホームページ

http://www.ecomo.or.jp/environment/unyukotsutokankyou/index.html