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自動車産業インフォメーション

2018年5月15日

空気圧不足16.8% JATMAタイヤの日点検

日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、4月6日~13日にかけて全国8カ所で実施した「4月8日タイヤの日」のタイヤ点検結果をまとめて発表した。当初は9カ所を予定していたが、九州地区が雨天でPR活動のみとなった。

今回の点検台数は、乗用車系が253台、貨物系が21台の計274台。このうち整備不良は乗用車54台(不良率21.3%)、貨物4台(19.0%)で合計21.2%と昨年(18.9%)とほぼ同様の結果に。

さらにタイヤ整備不良内訳は1位の空気圧不足の不良率が乗用車17.0%、貨物14.3%、合計16.8%と、昨年の16.1%と、昨年の16.1%と同水準に。因みに2017年全体の点検に占める空気圧不足率は14.6%で昨年に比べ若干上回っている。

【住友ゴムタイヤ点検結果】 住友ゴムは4月7日に全国46会場(雨天で広島会場が中止)で実施、合計2823台のタイヤを点検し、整備不良と判定されたのは、全体の37.2%(前年37.2%)となった。不良小目別では、空気圧の過不足が27.8%(18.7%)と最も多く、次いで残溝不足が8.8%(7.6%)、損傷が7.2%(6.6%)、偏摩耗が4.9%(5.1%)という結果になった。点検台数が昨年同期に比べ少なかったこともあるが、空気圧の過不足率が増えているのが懸念される。同社では、08年10月から年2回点検活動を実施しており、累計台数は9万台を超えている。

【東洋ゴムのタイヤ点検結果】 空気圧不足約30%、東洋ゴムはタイヤの日に合わせ8日と15日に全国5カ所で実施した。北海道が雨天ののため啓発のみ。タイヤ点検の結果、68台中20台が空気圧不足で、エア重点を行った。また、安全啓発アイテムを各会場で合計2900部配布した。

週刊タイヤ新報5月14日掲載

開催日 2018年4月8日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車タイヤ協会、住友ゴム工業㈱、東洋ゴム工業㈱

対象者 一般,自動車業界