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自動車産業インフォメーション

2018年5月5日

工作機械の受注額、過去最高 半導体など好調

日本工作機械工業会が発表した2017年度の工作機械受注額は、前年度比38・1%増の1兆7803億円となり、過去最高となった。年度後半に受注が本格的に回復して3年ぶりに前年を上回った。

国内は同29・4%増の6880億円で2年ぶりにプラスとなった。グローバルで生産が伸びている自動車や、IoT(モノのインターネット)が加速している効果で半導体関連の需要が好調だった。要素部品関連の需要も好調で、大幅に増えた。
国内の自動車向けは同27・8%増で2217億円となり、リーマンショック以降、過去最高だった。このうち、自動車部品向けは同28・0%増の1504億円だった。

外需は同44・2%増の1兆924億円で3年ぶりに前年を上回った。地域別ではアジアと欧州、北米の主要3極がすべてプラスとなった。アジアでは中国市場が回復したほか、欧州では年度後半から、北米では年度を通じて需要が回復した。

一方、3月単月の受注総額は前年同月比28・1%増の1829億円で、16カ月連続プラスとなった。国内向けは自動車が同48・6%増の267億円で13カ月連続でプラスになった。外需は同18・9%増の1073億円で16カ月連続プラスとなり、単月での過去最高を4カ月ぶりに更新した。

日刊自動車新聞5月2日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本工作機械工業会

対象者 自動車業界