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2018年4月26日

損保大手2社、救急車を直接要請 事故時の初動対応強化

三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が事故対応時の初動対応を強化した。

両社が1月に発売したテレマティクス技術を活用した自動車保険で、全国の消防本部へ救急車の出動を直接、要請できる体制を整えた。救急車の到着時間を縮めて事故被害を減らし、加入者にメリットをPRする。
救急車の出動依頼サービスを始めたのは三井住友海上「GK見守るクルマの保険」、あいおいニッセイ同和「タフ・見守るクルマの保険」の2商品だ。通信機能を持つ専用車載器とスマートフォン(スマホ)を活用し、車載器が衝撃を検知するとスマホを通じて顧客情報をコールセンターに自動送信。コールセンターでは専任のオペレーターがドライバーの安否確認を行うとともに、レッカー手配などの初期対応をアドバイスする仕組みだ。

救急車の出動を要請する際は専任オペレーターが119番通報するが、通常はコールセンターがある地域の消防本部につながるため、事故発生地域の消防本部へ直接、連絡する必要がある。両社は全国732カ所の消防本部の指令センターに直接、出動を要請できる体制を整えた。

両商品の契約件数は3月末時点で約1万9千件。両社は救急車出動依頼サービスに加え、業界初となる「高速道路逆走検知アラート」や「運転診断レポート」など、データを駆使した運転サポート機能をPRし、契約件数の上積みにつなげていく。

日刊自動車新聞4月24日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険

対象者 自動車業界