2018年4月9日
国交省、大型車のスペアタイヤ点検義務付け10月から施行
国土交通省は、大型車両の整備にスペアタイヤの点検を義務付ける。
5月にも改正省令や告示を公布し、10月に施行する予定だ。また、運送事業者に対し、社内の整備管理者に定期研修を受講させることも義務とする。昨年10月、道路上に落下したスペアタイヤに起因する死亡事故が発生したことを受けた措置だ。
車両総重量(GVW)8トン以上、または乗車定員30人以上の大型自動車のスペアタイヤと取付装置の状態などを、事業用自動車などの定期点検基準を定める3カ月点検項目に追加する。
また、旅客自動車運送事業運輸規則や旅客自動車運送事業運輸規則、貨物自動車運送事業輸送安全規則を一斉に改正。地方運輸局長が行う整備管理者の研修について、運送事業者が新たに整備管理者となった人や研修受講後、一定期間を経過した整備管理者に研修を受けさせることを規定する。道路運送車両法施行規則と指定自動車整備事業規則も改正し、整備管理者と同様、自動車の整備に携わる者である整備主任者及び自動車検査員の研修に関しても同様の措置をとる。
日刊自動車新聞4月7日掲載
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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主催者 | 国土交通省 |
対象者 | 自動車業界 |