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自動車産業インフォメーション

2018年4月9日

17年度外国メーカー車の新規登録台数、30万台超え

2017年度の外国メーカー車の新規登録台数は前年度比1・7%増の30万3920台となり、3年連続のプラスとなった。

年度としては過去2番目の実績で、登録車全体に占める外国メーカー車比率9・1%は過去最高だった。ブランド別では、メルセデス・ベンツが3年連続で首位となり、ベンツを含む11ブランドが過去最高を更新した。
日本自動車輸入組合(JAIA)が5日発表した。国内メーカーの逆輸入車は1・3%減の4万7443台、外国メーカー車を合わせた輸入車総台数は1・3%増の35万1363台となり、3年連続のプラスとなった。
ブランド別では、首位のベンツが8年連続でプラスとなり、5年連続で過去最高を更新した。ベンツの他、過去最高となったのはBMW、BMWミニ、ジープ、ルノー、ランドローバー、マセラティ、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティン、スカニアの11ブランド。日本メーカーでは、ホンダが新型「シビック」の投入で62・6倍と大幅な伸びを見せた。
輸入車販売を牽引したのがSUVだ。充実したSUVラインナップを持つブランドの多くが販売台数を伸ばした。クリーンディーゼル車の販売も好調で、販売比率は過去最高の22・1%となった。ハイブリッド車(HV)、プラグインHV、電気自動車などを合わせた環境対応車の比率も23・9%と過去最高を記録した。価格帯別では400万円未満が5・8%減、400万~1千万円未満が14・1%増、1千万円超が0・9%増となり、高額車の販売が好調だった。
3月単月の新規登録台数は、外国メーカー車が1・8%減の3万9056台となり、3カ月連続のマイナス。国内メーカーの逆輸入車が6・0%増の7225台となり、輸入車合計は0・7%減の4万6281台と8カ月ぶりのマイナスに転じた。

日刊自動車新聞4月6日掲載

開催日 2018年4月5日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車輸入組合(JAIA)

対象者 自動車業界