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2018年4月9日

17年度車名別新車販売、N―BOX初の1位

2017年度の新車販売で、ホンダ「N―BOX(エヌボックス)」が年度で初めて総合1位を獲得した。

販売台数が20万台を超えたのは13年度以来。軽自動車のみの順位でも3年連続トップだった。総合2位は昨年度首位だったトヨタ「プリウス」。日産自動車「ノート」は完成検査問題で下期は台数を落としたものの、年度では総合6位を確保した。新型車が多く投入された軽自動車が総合トップ10のうち7車種を占める結果となった。

17年度の新車販売(登録車、軽自動車合計)は前年度比2・3%増の519万7107台となり、2年連続でプラスとなった。日産とスバルの完成検査問題の影響を受けた登録車は、同0・6%減の333万8234台で3年ぶりにマイナスに転じた。一方で、新型車が好調だった軽は、同8・1%増の185万8873台で4年ぶりにプラスだった。
17年度の車名別ランキングでは、軽の新型車が存在感を強めていた。1位のエヌボックスは昨夏にフルモデルチェンジをしたほか、9位のスズキ「スペーシア」は年末に新型車を投入した。10位のダイハツ「ミラ」は昨年5月に派生車種「ミライース」を発売し、昨年度の22位から大幅にランクアップした。

一方で、登録車のランクインは3車種に留まった。プリウスは16年度より7万6千台近く台数を減らしたものの、登録車1位を死守した。昨年度3位だったトヨタ「アクア」は7位に後退した。
3月単月の総合順位は、エヌボックスが7カ月連続で総合1位とだった。3月に「eパワー」を追加した日産「セレナ」が総合8位に入り、好調な滑り出しとなった。

日刊自動車新聞4月6日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界