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2018年4月6日

京都学園大学、先端科学大に校名変更 EV試験路も開設

日本電産の永守重信会長兼社長(最高経営責任者)は1日、自らが理事長を務める京都学園大学の亀岡キャンパス(京都府亀岡市)で開かれた同大学の入学式に出席し、2019年4月に大学名を「京都先端科学大学」に変更することを明らかにした。合わせて、日本電産グループが主力とするモーター関連の技術を学ぶ学科を新設することや、同キャンパス内に電気自動車のテストコースを開設する構想も表明した。
永守会長兼社長は3月、同大学の理事長に就任した。

入学式後の会見で永守会長は「もともと、一から大学を作りたいと思っていて、そのときから考えていた校名。科学という言葉はすべて学問の総称」などと、新大学名にかけた思いを語った。また、「偏差値至上主義ではなく、大学の世界ランキングを重視したい」として、大胆に大学改革に取り組む考えも示した。大学ランキングでは「まずは世界199位に入ること。それで東大と京大に続く日本3位だ」などと述べた。

モーター関連技術を学ぶ工学部系の学科(名称未定)は定員が200人程度の計画。「10年後には半分を海外からの留学生とする」とし「企業の即戦力となる人材を教育し、日本電産グループでも積極的に採用する」などと述べた。
入学式と会見には、平昌オリンピックで金メダル2個を獲得した髙木菜那選手(日本電産サンキョー所属)も出席した。

日刊自動車新聞4月5日掲載

開催日 2018年4月1日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

京都先端科学大学

開催地 京都府亀岡市
対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界