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2018年4月3日

高速路線初の2階建て、京成バスがお披露目 車いすに配慮

京成バスは27日、東京駅鍛冶橋駐車場と成田空港第2ターミナルを結ぶ路線「有楽町シャトル」に、スカニア社・バンホール社製の2階建てバス「ダブルデッカー」を投入するのを前に、同社東雲車庫(東京都江東区)で同車両のお披露目会を開催した。同社によると、同車両は高速路線バスとして使われる国内初の2階建てバスになる。

昨年12月から運行している同シャトルは、これまで車いすリフト付きバス2台で運行してきた。しかし、車いす利用者が乗車する場合、乗車に15~20分程度の時間がかかる上、定員が34人と少なくなってしまう。
このため同社は3台目の導入に際し、車いすでの乗り降りが簡単で多くの乗客を一度に運ぶための座席数を持つとして同車両の導入を決めた。同車両は海外の工場で製造され陸揚げ後、はとバス(同大田区)の整備工場で1カ月半かけて荷物置き場や車いすスペース設置といった改造を施し、3月29日から同シャトルとして運行している。定員は54人(2階51人、1階3人=車いす1人、介助者1人、運転手1人)と、通常の大型バスとほぼ同じ乗客数を運べる能力を維持した。

お披露目会には、バス愛好者ら約70人と報道関係者らが出席。同社社員らの説明を受けながら車内を見学した。このうち約50人がお台場などを巡る試乗会にも参加し、乗り心地を確かめた。

日刊自動車新聞4月2日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,社会貢献
主催者

京成バス㈱

開催地 有楽町シャトル(東京駅鍜治橋駐車場~成田空港第2ターミナル)
対象者 自動車業界