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2018年3月8日

栃木のトヨタ系など6社が協力、県警が教習所で高齢運転者講習 サポカーを同乗体験

栃木県警察本部交通部交通企画課がこのほどに栃木県壬生町の壬生自動車学校で開催した安全運転サポート車を活用した高齢運転者講習会で、栃木トヨタ(新井将能社長)、栃木トヨペット(新井祥司社長)、トヨタカローラ栃木(喜谷辰夫社長)、ネッツトヨタ栃木(関島誠一社長)、ネッツトヨタ宇都宮(守川真介社長)のトヨタ系販売会社5社と栃木ダイハツ(田中英穂社長)が協力した。

講習会には約60人の高齢ドライバーらが参加し、高齢運転者による事故実態などの座学と安全運転サポート車の同乗体験などを行い、同車について理解を深めた。
栃木県警は昨年から、地域警察や自治体、自動車ディーラーとともに自動車教習所を使って一定地域の高齢運転者向けに安全運転サポート車の体験講習会を開催している。高齢運転者の死亡事故の多くは操作ミスなど人的要因によるもので、こうした事故の防止には衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を塔載した安全運転サポート車の普及啓発が重要な課題。そこで同県警は、高齢者が先進安全技術を実際に体験できる機会を増やし、安全運転サポート車の普及につながる講習会を実施することとした。
 栃木県自動車販売店協会・日本自動車販売協会連合会栃木県支部(新井祥司会長・支部長)が積極的に協力し、今回の講習会でもメーカー系列の垣根を越えて複数の販売会社が協力した。
 体験試乗にはトヨタ「プリウス」とダイハツ「ムーブキャンバス」「ハイゼットカーゴ」を使い、衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違いによる発進を防ぐ誤発進抑制制御システムなどを体験。参加者からは「初めて体験した」「こうした装備があれば運転の不安も減る」など関心を示す声が聞かれ、その場で商品カタログを持ち帰る姿も多く見られた。
 栃木県警は栃木自販協・自販連栃木県支部などとともに6月にも「安全運転サポート車体験フェア」を開催する。これに向けて「春の全国交通安全運動」の期間中などで、さらに自動車教習所を使用した講習会を開催していきたい考えだ。

日刊自動車新聞3月8日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,交通安全,社会貢献
主催者

栃木県警察本部交通部交通企画課

開催地 壬生自動車学校(壬生町)
対象者 一般,自動車業界