トヨタカローラ札幌（池田義典社長）のＧＲガレージ札幌厚別通は４日、「ウィンターモータースポーツイベント」を新千歳モーターランドで開催した。全国初とみられる雪上オートテストのほか、雪上カート走行や「８６」の雪上試乗会など、北海道ならではのアクティビティーを企画。家族連れなど約６５人が参加し、車の楽しさを体感した。

イベントはファミリー向けとＧＲガレージ会員向けに午前と午後の２部構成で実施。ファミリー向けは１１組３８人、会員向けは２６人が参加した。雪上オートテストやカート走行のほか、子ども向けにはストライダーにスキー板を取り付けた「スノーストライダー」大会などを用意。札幌市でＲＶの販売やカスタマイズなどを中心に手がけるソーダファクトリー（惣田政樹社長）は、オフロード４ＷＤ同乗走行体験会を実施した。また、会員向けに開いた午後の部では、ラリードライバーの奴田原文雄選手による同乗試乗会やトークショーを行った。
 ８６の試乗会は、ＧＲガレージにカスタマイズパーツを供給するＳＰＫ、石狩市のカスタマイズショップであるマルマン・モーターズ（萬年広光社長、石狩市）が協力。「８６ＧＲ」のほか、ＳＰＫのパーツを装着し、マルマン・モーターズがチューニングした北海道仕様の８６など３台を乗り比べた。
 当日は、トヨタ自動車国内営業部の田中浩至北海道営業部長、金谷博髙地区担当員、ガズーレーシングカンパニーの高須利治ＧＲマーケティング部マーケティング室長らも参加した。過去に８６関連の企画を担当していた田中部長は８６の雪上走行に挑戦し、慣れない雪道運転にやや苦戦しつつも、軽快な走りを披露。参加した一般ユーザーとも車談義に花を咲かせていた。
 トヨタカローラ札幌の西川友晴専務取締役は「北海道らしい企画。自分たちも車の面白さを再認識できた」と話した。

日刊自動車新聞3月7日掲載