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2018年2月5日

愛知整備人材確保・育成連絡会、教材車両を寄贈

愛知県自動車整備人材確保・育成連絡会(会長=河合基晴愛知運輸支局長)はこのほど、愛知県立刈谷工業高等校(加藤良和校長)で2代目「トヨタ プリウス」1台の贈呈式を行った。

寄贈車両はネッツトヨタ愛知(平光順二社長)が創立50周年記念事業の一環として提供し、同校は教材車両として使用する。贈呈式では寄贈車両の前で同社の尾崎博取締役が加藤校長に目録を手渡した。
同連絡会は2年前にも愛知県中古自動車販売協会(JU愛知)が提供した2代目プリウスなどを、愛知県内の工業高校4校に寄贈している。学校側から、当時使用していた教材車両の老朽化やハイブリット車(HV)の技術への対応ができていないなどの報告があったことを受け実施した。今年度はさらに各校に2台目の教材車両の寄贈を開始し、今回の贈呈式は名古屋市立工業学校に続き同校で2校目となった。
同校では前回寄贈されたプリウスに約10人が1班となり授業を行っているが、2台になることで班の人数を半分にでき、より授業の理解が深まると期待している。また、車両やHV技術に触れる機会が増えることで、学生に自動車整備への興味を強めるのが狙いだ。

贈呈式では、同連絡会の事務局を務める愛知県自動車整備振興会の柴田敦常務理事が、「贈呈された教材を使い時代に即した技術や技能を習得し、将来の自動車整備士の育成に役立ててください」と挨拶した。また、加藤校長は「自動運転社会を実現するには自動車を維持する整備士の技術が不可欠。提供車両を活用して、次世代の社会を支える整備士を育成することが当校の使命だと考えています」と感謝を述べた。

日刊自動車新聞2月2日掲載

カテゴリー 社会貢献
主催者

愛知県自動車整備人材確保・育成連絡会(愛知整備人材確保・育成連絡会)、ネッツトヨタ愛知

開催地 刈谷市
対象者 自動車業界