「手軽で身軽なレンタルで、ハーレーダビッドソン（ＨＤ）にしかできない旅を提供したい」―。

ハーレーダビッドソンジャパン（グレッグ・ウィリス社長、東京都新宿区）はこのほど、モト・ギャルソン（大坪政俊社長、東京都調布市）が運営する正規ディーラーＨＤ三鷹で認定レンタルバイクの出発式を行った。
最初の利用客となったのは、あきる野市の青木幸一さん（６２）と武蔵村山市の瓜生一郎さん（６２）。共にベテランＨＤユーザーで、最新モデルのフィーリングを確かめるためにレンタルしたという。瓜生さんは「短時間の試乗では良し悪しがわかりにくく、じっくり乗れるレンタルはうれしい」と語っていた。

ウィリス社長は「自由への夢の実現をお手伝いするのがＨＤビジネスの核」と、１都１府１６県の正規ディーラー２４店舗で認定レンタルバイクをスタートした。レンタルＨＤで米国ツーリングを経験している大坪社長は、「レンタルの展開は、新車販売や中古車の安定確保などにもつながる」と、ビジネスの可能性を感じていたという。レンタルＨＤを現状の９台から将来的には２０台規模へ増車する方針だ。

日刊自動車新聞2月2日掲載