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2024年4月24日

国交省 「路車協調システム」と「走行空間」、26自治体で実証

国土交通省は、2024年度に一般道で自動運転車を安全に走らせるための「路車協調システム」と「走行空間」の実証を26自治体で実施する。実証結果をインフラ支援策に役立て、一般道での「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)サービスの社会実装につなげる。 

路車協調システム実証は、主に交差点に設置した路側設備と交差点内を走行する自動運転車との間でやりとりする情報の技術実証だ。23年度から初めているもので、今年度も継続して実施する。

走行空間実証は今年度から新たに取り組む。自動運転車を安全に走らせるため、道路空間に必要な施設や設備・施策などを模擬的に構築し、効果を検証する。

これらの実証結果を通じ、交差点センサーの設置基準や機器の仕様を作成するほか、自動運転に適した新たな走行空間のあり方を検討する。

実証に当たり、国交省は全国の自治体を対象に申請を募った。採択した自治体と実証の内容は次の通り。

▽両方の実証=茨城県境町、群馬県前橋市、富山県富山市、静岡県沼津市、愛知県日進市

▽路車協調システム実証=北海道苫小牧市、同上士幌町、同千歳市、同当別町、秋田県大館市、山梨県富士吉田市、茨城県日立市、埼玉県和光市、群馬県渋川市、石川県小松市、愛知県春日井市、大阪府四条畷市、奈良県、同宇陀市、兵庫県三田市、鳥取県鳥取市、大分県佐伯市

▽走行空間実証=青森県、千葉県柏市、三重県多気町

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月18日掲載