日刊自動車新聞社は１８日、「第３回整備事業者アワード２０２４」の表彰式を芝パークホテル（東京都港区）で開いた。「日刊自動車新聞社大賞」に選ばれた車検・鈑金デポ（上松禎知社長、千葉県浦安市）など「イノベーション」「経営改善」「社会貢献」の各部門に応募があった５３社から特色ある取り組みを実践している１１社を表彰した。

先端整備賞と大賞に輝いた車検・鈑金デポの上松社長は「特定整備制度が始まり、経過措置の４年でやってきたことが終了以降に花咲くのではないかと邁進（まいしん）してやってきた」とこれまでの取り組みを振り返った。

審査委員長を務めた須田義大・東京大学生産技術研究所教授は「審査を通じて多くの事業者の努力が頼もしく、勉強もさせてもらった。今後の整備業界が明るい未来を得られると期待している」と講評した。

このアワードは、変化の激しい自動車業界で先見性のある経営手法や取り組み、社会貢献に取り組む整備事業者に着目し、今後の手本となり得る事例として表彰するものだ。日刊自動車新聞社の花井真紀子社長は「創刊９５周年を機に、表彰制度をさらに役立つものに発展させる一歩を踏み出す構想を進めている」と話した。

日刊自動車新聞4月19日掲載