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2024年4月19日

「金沢輸入車ショウ」 石川応援フェアも併催

石川県輸入自動車販売店協会(藤澤秀紀会長)は、「第44回金沢輸入車ショウ2024」(日刊自動車新聞社など後援)を、金沢市の石川県産業展示館で開催した。今回は元日に発生した能登半島地震を受け、「共に乗り越えよう石川応援フェア」を併催。輪島市や穴水町、金沢市などからショップを招き販売ブースを設けた。入場料の一部は義援金として寄付する予定となっており、今年は輸入車需要の喚起とともに、被災地復興を後押しするイベントとなった。

今年は10社22ブランドが参加、約120台の車両が展示された。初出展となったブランドは「フィアット・アバルト」と二輪車「トライアンフ」の2つ。アバルトブランドの電気自動車(EV)「アバルト500e スコーピオニッシマ」には多くの人だかりができ、また、メルセデス・ベンツやボルボなどがラインアップを拡充するプラグインハイブリッド車(PHV)も注目を集めていた。

会場では能登半島地震からの復興支援につなげようと物販コーナーを設けた。地元の食材を使った焼き菓子や酒類、漆器などが販売され、多くの来場者が足を止め、商品を購入していた。

2日間の来場者数は前年実績比3・9%増の7726人だった。成約件数は41台、ホット件数は129件となり、県下における根強い輸入車需要を裏付ける結果となった。

藤澤会長は今年のイベントについて「能登半島地震の復興支援につなげることが一番。加えて、車両電動化の流れの中で各ブランドのEVを知ってもらういい機会になっている」と評価した。

金沢輸入車ショウは1980年に第1回を開催。各県の輸入車販売店協会が主催する展示会としては最も長い歴史を持つ。昨年は認定中古車イベントも併催していたが、今年は新車のみで開催。認定中古車イベントは7月の開催を予定している。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月19日掲載