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2024年4月18日

「ナスバ交通遺児友の会」 写真コンテスト優秀作品決定

自動車事故対策機構(ナスバ、中村晃一郎理事長)は、交通遺児の育成支援の一環として実施した「令和5年度『ナスバ交通遺児友の会』写真コンテスト」の優秀作品を選定し発表した。絵画・書道との合計で46回目の作品コンテストとなった今回は、389人の応募作の中から山内双葉さん(兵庫県・高校2年)の写真「スカイツリーからの景色」を最優秀賞(国土交通大臣賞)に選定するとともに、4作品に優秀賞を授与した。

ナスバはこれらの作品展示を国交省などで行い、交通事故の防止徹底と事故被害者へのさらなる支援を呼びかける。コンテストでは、金賞5作品、銀賞15作品、銅賞50作品、ファミリー賞10作品も選んだ。

最優秀賞について、審査員の鈴木孝史氏(国際ファッション専門職大学名誉教授、日本カメラ財団特別研究員)は「コンテストの応募作の多くはスマートフォンで撮影されたもので、その機能の進化により基本的な撮影技術には大きな差が見られなくなった。作品の評価ポイントは第一に被写体、次に画面構成、的確なシャッターチャンスで、山内さんの作品は被写体はもちろん、ピントの選択が絶妙だった」と講評。もう一人の審査委員、橘田功氏(国画会写真部会員)も「スマホで広い景色を撮影している様子、狙いも構図も素晴らしい」と絶賛した。

ナスバの中村理事長は「今回は個性あふれる作品の中からプロの方に優秀作を選んでもらった。事故被害者の支援活動の中でも、昭和53年(1978年)に発足した友の会は次代を担う人の成長を支える重要な組織である。そこでは絵画や書道、写真など創作物のコンテストを毎年実施しており、今後も積極的に取り組んでいく」と意欲を述べた。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月17日掲載