WHILLと全国ディーラー　車いす型モビリティでシニアに新たな移動習慣提案

電動近距離モビリティを手がけるＷＨＩＬＬ（ウィル、杉江理社長ＣＥＯ、東京都品川区）は、車いす型モビリティ「ウィル」を活用した新たな移動習慣の提案を開始すると発表した。全国の自動車ディーラー１１５社・約１３５０店舗と連携して、シニア世代に向けて「長距離はクルマ、近距離は同社モビリティ」という交通手段の使い分けを発信し、地域の移動課題の解決支援を目指す。

池田朋宏上席執行役員が１０日、都内で発表した。池田氏は「シニアに対する免許返納の促進が（当人の気持ちを考えず）一方的だと思う。シニアの運転実態に沿った提案も必要で、グラデーションのある（状況に応じた）移動習慣を広げていきたい」と、新提案の狙いを述べた。発表会には関根勤さん・麻里さん親子が登場。勤さんらがモビリティに乗りながら、最適な移動のアイデアを披露した。