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2024年3月05日

BMWジャパン、「MINI」に初EV クーパー全面改良、カントリーマンも

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、長谷川正敏社長、東京都港区)は1日、MINI(ミニ)として初となる電気自動車(EV)2車種を発売した。約10年ぶりに全面改良したハッチバック車「クーパー」に設定したほか、SUV「カントリーマン」に追加した。両モデルとも納車開始は4~6月以降になる見込み。輸入車の競合ブランドではEVの品ぞろえを増やしており、ミニもEV販売の巻き返しにつなげる考えだ。

新型クーパーのEVは、2グレードを用意。高性能版は出力160㌔㍗のモーターに、容量54・2㌔㍗時のリチウムイオン電池を組み合わせ、最長402㌔㍍(欧州仕様)を走行できる。エントリー仕様はそれぞれ135㌔㍗、40・7㌔㍗時で、305㌔㍍(同)を走れるという。いずれも前輪駆動となっている。

カントリーマンのEVはモーターが1基の前輪駆動と、2基の四輪駆動(4WD)を設定した。いずれも66・45㌔㍗時の駆動用電池を搭載し、それぞれ462㌔㍍(同)、433㌔㍍(同)の走行が可能だ。

一方、全面改良したクーパーのガソリン車は、排気量1・5㍑と2㍑のターボエンジンの搭載モデルを設定。双方に7速のデュアルクラッチ式変速機(DCT)を組み合わせる。最高出力はそれぞれ115㌔㍗、150㌔㍗。価格はクーパーのEVが463万円から、ガソリン車が396万円から。カントリーマンのEVが593万円(消費税込み)から。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞3月2日掲載