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2024年2月26日

日産 福島・浪江町で「浜通り連携協定サミット」開催

日産自動車など企業8社と南相馬市、浪江町、双葉町は、浪江町で「第3回浜通り連携協定サミット」を開催した。2021年に締結した「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」に基づく3年間の活動内容と成果を共有するとともに、今後も連携して取り組んでいくことを確認した。

サミットには日産のほか、福島日産、日産プリンス福島、フォーアールエナジー、イオン東北、日本郵便、長大、ゼンリンと3自治体が参加した。各自治体の担当者が、新たなモビリティサービスの構築と再生可能エネルギーの活用、コミュニティーの活性化や災害時の強靭性向上の取り組みについて発表。日産が浪江町で運行しているオンデマンド配車サービス「なみえスマートモビリティ」、公共施設における電気自動車(EV)を活用したエネルギーマネジメントシステムの導入、EV給電を取り入れた防災訓練の実施などを報告した。

続いて自治体首長と日産の中畔邦雄執行役副社長らによるパネルディスカッションが行われた。中畔副社長は「3年間の取り組みを通じ、地域で移動手段を維持する方向性が見えてきた。培った技術とサービスを広く社会実装につなげたい」と語った。

この後、福島日産の金子與志幸社長が登壇し、25年度上期を目標に浪江駅前に「浪江EVパーク(仮称)」を新設する計画を発表した。交流スペースやカフェ、テナント、宿泊施設、ミーティングルームを設置。太陽光や水素などの複数動力源を活用した電力供給モデルの実現を目指す。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月22日掲載