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2024年1月24日

23年の中古車登録・届け出台数 4年ぶりにプラス

日本自動車販売協会連合会(金子直幹会長)、全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)が17日発表した2023年の中古車登録・届け出台数(登録車と軽自動車の合計)は643万4916台(前年比2・1%増)と4年ぶりにプラスに転じた。新車供給の回復とともに下取りが増えたため。ただ、コロナ禍前の19年(約699万台)と比べると50万台余り少なく、本格回復はなお途上だ。

登録車は356万2068台(同1・9%増)だった。8割超を占める乗用車は310万3739台(同2・1%増)で、このうち普通車が187万2493台(同5・1%増)だった半面、小型車は123万1246台(同2・1%減)と3年連続で過去最低を更新した。貨物車は昨年の過去最低をわずかに上回り、3年ぶりの前年超えとなる37万1873台(同0・7%増)だった。バスも同4・6%減の1万232台と低水準が続いた。

軽自動車は287万2848台(同2・4%増)だった。前年超えは4年ぶりだが、2年続けて300万台を下回った。乗用車は229万8233台(同3・3%増)で4年ぶりに前年を上回り、貨物車は57万4615台(同1・1%減)と5年連続のマイナスだった。

新車代替に伴う下取り車が増加に転じ、中古車流通量回復の追い風となった。中古車オークション(AA)の出品台数も会場によって差はあるものの、軒並み対前年で2桁増を記録した。ロシア向けの失速があったが、中古車輸出も昨年は150万台超と好調だったもようだ。

12月単月の中古車登録・届け出台数は8カ月連続のプラスとなる51万5573台(前年同月比7・5%増)。登録車は29万1993台(同9・1%増)で、軽が22万3580台(同5・4%増)だった。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月18日掲載