2024年1月11日

「東京オートサロン2024」12日開幕　自動車メーカー９社出展

１２日から幕張メッセ（千葉市美浜区）で開幕する「東京オートサロン２０２４」の自動車メーカーの出展内容が出そろった。初参加のヤマハ発動機などを含め９社が展示ブースを設け、カスタマイズ（合法改造）車やコンセプトカー、レース参戦車などを展示する。今年は比亜迪（ＢＹＤ）やヒョンデといった中韓勢の電気自動車（ＥＶ）の展示も予定されている。

日産自動車は、商用車「キャラバン」やＳＵＶ「エクストレイル」などをベースにしたコンセプトカーを参考出品する。軽スーパーハイトワゴン「ルークス」をベースに、セレクトショップ「ビームス」が監修したコンセプトモデルも出す。３月に都内で開催予定のフォーミュラＥに参戦する「ニッサン　ｅ―フォース　０４」も展示する。

初参加のヤマハ発は、「小さなＥＶを、社会を変える力に。」をテーマに、協業先と開発中の車両７機種を展示する。同社は、１～２人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定したＥＶプラットフォーム「ヤマハ　モーター　プラットフォーム　コンセプト」を開発中。市街地や山間部地域などの利用を想定した試作車を出す。

スバルは、高性能セダン「ＷＲＸ　Ｓ４　ＳＴＩ　スポーツ　Ｒ　ＥＸ」をベースに台数限定で発売予定の特別仕様車「ＷＲＸ　Ｓ４　ＳＴＩ　スポーツ♯」のプロトタイプを展示する。スーパーＧＴやニュルブルクリンク２４時間レースの参戦車両も展示する。

ホンダは、３月２２日発売予定の小型ＳＵＶ「ＷＲ―Ｖ」をベースにしたカスタマイズモデルや今春発売予定の「アコード」の純正用品装着モデル「スポーツライン」などを展示する。フォーミュラワン（Ｆ１）をはじめモータースポーツに参戦した８車種も出展する。スズキは、昨年全面改良した軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」や小型車「スイフト」のカスタマイズモデル、オフロード仕様の軽トラック「スーパーキャリイ」などを展示する。

三菱自動車は、２月に発売予定のピックアップトラック「トライトン」を含め７台展示する。ＳＵＶ「アウトランダーＰＨＥＶ」やミニバン「デリカＤ：５」、軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」などの既販車を基にアウトドアをイメージしたコンセプトカーを出品する。この他、トヨタ自動車やマツダ、いすゞ自動車（子会社のいすゞＡ＆Ｓ）も出展する。