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2023年5月23日

体感イベント「モーターファンフェスタ2023」 富士スピードウェイで開催

富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開かれた自動車の体感イベント「モーターファンフェスタ2023」。自動車メーカーをはじめ、市販用の用品や部品の関連企業など127社が出展し、新商品などをアピールした。名車や旧車を並べた「スーパーグリッドウォーク」を4年ぶりに実施した。さまざまな新型車のほか、電気自動車(EV)の試乗会も行われ、来場者は過去最高の2万6845人に上るなど、にぎわいをみせた。

市販用パーツのメーカーではニューモデルのほか、試作品を公開するところが目立った。藤壺技研工業(藤壺政宏社長、静岡県裾野市)は開発中のマフラーをホンダ「シビックタイプR」に装着して展示。車体に合わせ、従来品から一部の形状を変更するなどの工夫を施したという。今後、データ測定など詰めの開発を進め、今夏ごろの発売を目指す。

市販用シートのブリッド(高瀬嶺生社長、愛知県東海市)は、小柄な体形のユーザー向けの「ジータⅣ」シリーズを展示。4月に発売した「ヴェリア」ではサイド部分を厚くすることでホールド性を向上。座面部はクッション材を1枚追加できる仕様とした。今後、ブラック基調とした「ヴェリオ」もラインアップに追加する予定だ。

エッチ・ケー・エス(HKS)は、4台のデモカーに車高調整機能を持たせたサスペンションキット「ハイパーマックス」シリーズなどを装着。来場者が直接、製品に触れられる機会を提供した。会員制交流サイト(SNS)などを通じて試乗で感じた感覚を多くの人と共有してもらい販促につなげる考え。

ファミリー層をターゲットにブランドの認知向上に取り組んだのは、セルスター工業(勝永直隆社長、神奈川県大和市)。ドライブレコーダーなどの商品をプレゼントするアトラクションを実施したが、午前中のうちに景品がすべてなくなるほど盛況だった。

一方、日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC、高瀬嶺生会長)は、SNSアカウントをフォローすることで景品を渡す企画を実施した。またオートアフターマーケット活性化連合(AAAL、住野公一代表)も「洗車の日」関連で出展。洗車の日委員会の加盟企業を中心とした6社が参加し、洗車に関するアンケートを実施するなど、ユーザーの実態調査などにも取り組んでいた。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞5月18日掲載