2022年11月24日
国内二輪車メーカー4社 次世代車披露、欧州先行EVバイク
国内二輪車メーカー4社がイタリアで新型車を披露した。カワサキモータースは電動二輪車(EVバイク)とハイブリッド二輪車(HVバイク)を世界初公開。ホンダは欧州で初めて発売するEVバイクを公開した。二輪の電動化は欧米が先行したが、性能面ではほぼ横一線だ。日本メーカーの巻き返しが注目される。
ミラノで13日まで開催された「EICMA2022(ミラノショー)」で披露した。カワサキのEVバイクは2車種あり、欧州連合(EU)の免許区分であるA1ライセンス(排気量125cc以下かつ最高出力が11㌔㍗以下)で運転できる。
着脱式バッテリーパックを2つ搭載し、バッテリー容量は最大3・0㌔㍗時。HVバイクは、モーターのみでの走行が可能なストロングハイブリッド式だ。EVバイクは23年、HVバイクは24年の発売を目指す。また、30年代前半の実用化を目指す水素エンジンの二輪車も披露した。
ホンダは、電動二輪車「EM1 e:」を初公開した。最高時速は45㌔㍍、1回の充電で40㌔㍍以上(WMTCモード、ホンダ調べ)走る。交換式バッテリー「ホンダモバイルパワーパックe:」を搭載する。
ヤマハ発動機は、アダプティブクルーズコントロールを搭載した「TRACER9 GT+」を出展した。ミリ波レーダーで前方車を検知し、ライダーのブレーキ操作力が不足している場合に自動でアシストする。日本では23年夏以降の発売を予定する。スズキは、スポーツアドベンチャーツアラー「V―STROM(ブイストローム)800DE」とストリートバイク「GSX―8S」を海外向けに発表した。
カテゴリー | 展示会・講演会 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞11月16日掲載