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2022年11月21日

被災車両の部品活用 リサイクル団体「エートス協同組合」立ち上げ

タウ(宮本明岳社長、さいたま市中央区)やエコアール(石井浩道社長、栃木県足利市)などは、風水害などで被災した車両から回収したリサイクル部品や素材などを販売する団体「エートス協同組合」を設立したと発表した。理事長はタウの宮本社長が務める。各地で自然災害が頻発する中、被災車両から積極的に部品や素材を回収することで、資源の有効活用やリサイクル部品の市場拡大につなげる考えだ。

新たな組合では被災車両を修復し、国内外で販売する。損傷が激しい場合はリサイクル部品や素材として販売する考え。災害時に自治体から被災車両処理業務を請け負うため、今後全国の自治体と協定を締結していく。

理事企業として参加するのは両社のほか、セントパーツ(種谷謙一代表取締役、岐阜県大野町)、タケヒロレッカー(武岡謙二郎代表取締役、愛知県一宮市)、ワールドキャリー(吉永光宏代表取締役、東京都青梅市)の計5社。今後、取り組みの趣旨に賛同する企業を募集し、組織の拡大にも力を入れる。また、3カ月に1度の頻度で定例会を開催する計画だ。

宮本理事長は記者会見で「被害に遭ったクルマをいち早く引き上げ、部品などとして販売し、災害からの早期復興に貢献したい」と述べた。

カテゴリー 会議・審議会・委員会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞11月18日掲載