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2022年1月13日

JAF、レッカー車で二輪車けん引可 独自のアタッチメント開発

日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は、レッカー車で二輪車をけん引できるアタッチメントを開発し、5日から大阪支部で運用を開始した。今年度中の全国展開を予定する。レッカー車で二輪車をけん引するのは構造的に難しく、これまでは積載車などで運んでいた。アタッチメントをレッカー車に装着することで二輪車を運べる車両が約2・5倍に増え、トラブル発生時に現場へ到着するまでの時間短縮が期待できる。

JAFによると、二輪車のロードサービス救援件数はここ数年7万件前後で推移している。これまではバイクを運べる積載車、多目的車約210台で対応していたが、トラブル発生現場に車両が到着するまで時間がかかることもあったという。レッカー車へのアタッチメント装着により二輪車を運べる車両は約530台に増える。

アタッチメントは原動機付自転車から1300cc程度の大型バイクまで積み込める。JAFのサービスカーのみが装備しているオリジナル装置で、販売の予定はない。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月6日掲載