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2019年8月22日

三菱造船、阪九向け新型カーフェリー完成

三菱重工業グループの三菱造船(大倉浩治社長、横浜市西区)はこのほど、阪九フェリー(小笠原朗社長、北九州市門司区)から受注し、建造中のカーフェリーシリーズ2隻のうち1番船の命名・進水式を三菱重工業の下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行った。艤装(ぎそう)工事を経て2020年2月に引き渡し予定で、その後は新門司―神戸航路に就航する。

同船は阪九フェリーが運航するカーフェリー4隻のうち「やまと」の代替となるもので、「せっつ」と名付けられた。長さ約195㍍、幅29・6㍍、深さ20・6㍍、喫水6・7㍍、総トン数約1万6300㌧で、旅客定員は663人、8・5㍍のトラック約277台、乗用車約188台の積載能力がある。荷役設備として舷側ランプ扉2基、船尾中央ランプ扉1基を搭載している。

船のコンセプトは「星空と海をのぞむ癒しの旅」で、内装は港町神戸をイメージしている。客室最上階の7階には開放感のある広い空間を設け、船内で一番大きな窓からは星空やと瀬戸内海が眺望できるクルージングをイメージした。

また、環境面では、新型最適船型の採用などで在来船に比べて約6%の省エネルギーを実現。また、20年から全海域が対象となるSOX(硫黄酸化物)排出規制対策として排ガス処理装置(スクラバー)を搭載している。

日刊自動車新聞8月19日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

三菱重工グループ・三菱造船㈱、阪九フェリー㈱

開催地 三菱重工業・下関造船所江浦工場(山口県下関市)
対象者 自動車業界
リンクサイト

三菱重工ニュースリリース8月2日発表

https://www.mhi.com/jp/news/story/190802.html?_ga=2.68657745.1544021289.1566178721-1453337596.1566178721