2019年8月8日
東大、日本精工、ブリヂストン、インホイールモーターへのワイヤレス給電技術実用化目指す
東京大学と日本精工、ブリヂストンは1日、共同でインホイールモーターにワイヤレス給電する技術の実用化を目指すと発表した。少ないバッテリー搭載量でも電気自動車(EV)の航続距離を確保するため、走行・停止中に路面からモーターへ直接給電できるようにする。2022年までにタイヤを含めた車で評価を行い、25年に実証実験への移行を目指す。
東京大学大学院新領域創成科学研究科・藤本博志研究室が展開する科学技術振興機構未来社会創造事業の研究プロジェクト「電気自動車への走行中直接給電が拓く未来社会」に昨年から参画する2社と基本特許に関する合意を結んだ。
東京大学がコンセプトや基盤技術などを、日本精工がインホイールモーターの開発や走行中給電インフラの社会実装に関する検討を、ブリヂストンが給電時にインホイールモーターへの電力伝送を高効率で達成するタイヤの技術開発をそれぞれ担当する。また、同プロジェクトは基本特許をオープン化し、運営委員会が承認した企業や団体が技術を無償で使用可能となる知財の仕組みを整備する。
日刊自動車新聞8月5日掲載
開催日 | 2019年8月1日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 東京大学、日本精工、ブリヂストン |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | 日本精工ニュースリリース 3機関合同による国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 未来社会創造事業の研究開発プロジェクト展開 |