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2019年7月2日

乗用8社、5月世界販売

乗用車メーカー8社が27日に発表した2019年5月の世界販売の合計は、前年同月比0・4%減の238万9824台だった。4社が前年同月水準を上回り、トヨタ自動車、ホンダ、スバルの3社は5月単月として過去最高を記録した。国内販売は堅調に推移したものの、米中の市場需要減などを背景に海外販売は落ち込んだ。

海外販売の合計は1・6%減の203万564台だった。米国は「RAV4」や「カムリ」が堅調なトヨタが3・2%増加し、「アセント」や「アウトバック」が好調なスバルは90カ月連続のプラスとなった。一方、ホンダは「アコード」に加え、好調だった「CR―V」が減少に転じて3カ月ぶりにマイナスの4・9%減少。マツダも16・0%減少した。

中国もメーカーによって明暗が分かれる格好となった。トヨタはレクサスブランドに加え、3月に導入した「アバロン」などの販売が増加し、中国販売でも5月単月として過去最高を記録。スバルも昨秋導入したフォレスターの販売が増加し、約3割のプラスだった。一方、日産は4・8%、三菱は9・8%、マツダは29・0%とそれぞれ大幅に前年実績を下回った。

東南アジアやインドは国政の影響により販売が伸び悩んだ。ダイハツは主力市場のインドネシアで3・2%減、スズキはインドで24・5%減少した。また市場が低迷する欧州だが、マツダは「CX―3」や「マツダ2」が好調に推移し、5カ月ぶりに増加に転じた。
国内販売合計は7・4%増の35万8260台だった。日産とマツダを除く6社が前年実績を上回った。スズキとダイハツは軽自動車が好調だった一方、登録車はスズキが21カ月ぶり、ダイハツが6カ月ぶりの減少に転じた。

日刊自動車新聞6月28日掲載

開催日 2019年6月27日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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開催地 世界
対象者 自動車業界