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自動車産業インフォメーション

2019年6月6日

近畿地区継続OSS利用率急上昇、昨年度、18㌽アップの27%

近畿地区で継続検査に関する自動車保有手続きのワンストップサービス(OSS)の利用率が急上昇している。近畿運輸局(八木一夫局長)がまとめた管内における2018年度(4月~19年3月)の継続検査OSSの利用率(登録車のみ)は、前年度に比べ17・9㌽上昇の27・1%に達した。17年度の9・2%から約3倍に高まっている。

継続検査OSSは、17年4月のスタートから約2年が経過した。行政の普及活動や自動車業界内での理解促進を追い風に利用率は年々高まっている。利用率は指定工場における継続検査台数を母数とするため、18年度は指定工場における継続検査の4分の1以上がOSSに切り替わった計算だ。

継続検査OSSの利用は都市圏が先行している。管内で利用率が最も高かったのは大阪府で18・7㌽上昇の35・2%を記録した。指定工場の継続検査のうち、3分の1以上がOSS申請だった。第2位の兵庫県は23・7㌽上昇の32・1%で、管内最大の伸び幅を示した。

奈良県も23・1㌽上昇の23・2%と大きく数字を伸ばした。奈良は13年から新車新規手続きのOSSを運用していたため、継続検査でも業界の順応が早かった。

京都府と滋賀県はそれぞれ8・3㌽上昇の11・0%と14・3㌽上昇の18・9%だった。和歌山県は1・1㌽上昇の1・2%にとどまった。
利用率は順調に上昇しているが、近運局はさらなる普及拡大に目を向ける。自動車技術安全部の担当者は「さらに利用率を高めいていきたい」と方針を示した。

日刊自動車新聞6月3日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

近畿運輸局

開催地 近畿運輸局管内
対象者 自動車業界