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2019年5月23日

トヨタ・モビリティ基金と米国バブソン大学が、モビリティ課題の解決に向けたプログラムを設立

一般財団法人 トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation。以下「TMF」)と、起業家育成をリードするバブソン大学(米国マサチューセッツ州)は、起業家精神から生まれる革新的なモビリティソリューションの構築を目指すプログラム「Future Lab for Mobility」を設立しました。プログラムは2年間の予定で、TMFが2百万米ドル(約2.2億円)を活動資金として拠出します。

バブソン大学の学長ケリー・ヒーリー氏は、「都市におけるモビリティ課題の解決や、地域社会におけるモビリティの向上に向けてTMFと共に活動する機会を得たことを大変喜ばしく思います。教員、学生、卒業生、リサーチセンター等、関係者が一丸となって起業家精神を発揮しながら取り組んでいきます。」と述べました。
モビリティ分野におけるイノベーションは人々の能力発揮を助け、制約を取り払い、可能性を広げます。「Future Lab for Mobility」では、バブソン大学の起業家精神とTMFのモビリティに関するノウハウや専門知識を組み合わせ、人間中心デザインに基づく未来の理想的なモビリティの実現に向け、アイデア創出、実践的活動、起業家の育成と支援を連携して行っていきます。

プログラムの実施にあたっては、ボストンや他の都市の協力を得て、実際に起きている課題を解決するための方策を立案、試行しながら、良いものは他の都市での横展も図ります。
TMFの豊田 章男理事長(兼 トヨタ自動車(株)代表取締役社長)は、以下のように述べました。
「トヨタは、安全で確実な移動手段の提供を通じ、より豊かな生活につながるモビリティ社会の実現を目指しています。そして、この度、起業家精神に焦点を当てて人材育成を図るバブソン大学をパートナーとして、将来のモビリティを探求するプログラムを設立することになりました。この先100年を見据えて、より良いモビリティ社会の創造を目指し、バブソン大学と共に学び、発見し、新たなアイデアにトライすることを大変楽しみにしています。」
「Future Lab for Mobility」では、食品、ヘルスケア、ICT等の分野においてバブソン大学が過去実績を残して来た手法を基に、モビリティ分野におけるTMFの経験を活用しながらプログラムを構築します。カリキュラムには、専門家によるメンタリング、ビジネスモデル試行、資金計画等も含まれ、参加者は、地方行政や民間を代表する地域のリーダーと直接連携しながら、課題解決に向けて新たなソリューションを試行していきます。

トヨタ自動車ニュースリリース5月10日発表

開催日 2019年5月10日
カテゴリー 社会貢献
主催者

トヨタ・モビリティ基金、バブソン大学(米国マサチューセッツ州)

開催地 米国
対象者 大学・専門学校,一般
リンクサイト

トヨタ自動車ニュースリリース

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/28042956.html