2019年5月8日
タイヤ協会 2018年廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況及び廃タイヤの不法投棄状況
1. 発生量
2018年(1~12月)の日本国内における廃タイヤ(使用済みタイヤ)の発生量は、「タイヤ取替え時」「廃車時」の合計で、本数で9,600万本、重量で103万2,000トンと、前年と比較して本数で100万本減少、重量で2,000トン減少した。
① タイヤ取替え時
「タイヤ取替え時」の発生量は、本数で8,200万本、重量で89万2,000トンと、前年と比較して本数、重量ともに減少した。
これは、全体的に市販用タイヤの販売本数が減少した事が影響している。② 廃車時
「廃車時」の発生量は、本数で1,400万本、重量で14万トンと、前年と比較して本数は横ばい、重量は微増となった。
2. リサイクル状況
2018年のリサイクル利用量は、合計で99万7,000トンと、前年より3万2,000トン増加し、リサイクル率は97%と4ポイント上昇した。
3. その他
当会が公表しているリサイクル状況は、日本国内で発生した廃タイヤ(使用済みタイヤ)の処理状況を把握するためのものであるため、集計対象外ではあるものの、近年、国内の熱利用先が海外から廃タイヤの切断品/破砕品を有価購入する状況が続いている。
2018年の年間輸入量は約9万トンと、前年より約2,000トン増加しており、代替燃料としての廃タイヤの需要の高さを物語っている。
ただし、国内の熱利用先が代替燃料として廃タイヤの切断品/破砕品を購入する際の価格は、他の廃棄物由来燃料との競合により、数年前と比較して大幅に下落している。
不法投棄状況はタイヤ協会ホームページを参照ください。
日本自動車タイヤ協会ホームページ4月24日掲載
開催日 | 2019年4月24日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 日本自動車タイヤ協会 |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | 日本自動車タイヤ協会ホームページ |