日野自動車は、大型トラック「プロフィア」を改良して発売したと発表した。右左折時の警報システムや、可変配光型ＬＥＤヘッドランプを全車に標準装備するなど、安全装備の充実を図った。

今回の改良では、一般道での出会い頭や巻き込み事故対策品となる「サイトアラウンドモニター」を搭載した。車両の左右前端に搭載したセンサーが接近する車両や歩行者を検知するとドライバーに注意喚起する。
可変配光型ＬＥＤヘッドランプの全車標準装備を大型トラックに採用するのは国内で初めて。また、ドライバーモニタリングシステムは、これまでも検知していた脇見やまぶたの開閉状態に加えて、ドライバーの運転姿勢崩れを検知すると警報で知らせる。サングラスやマスク着用時でも検知できるとしている。
価格は型式「２ＲＧ―ＦＷ１ＡＨＸＧ」に可変配光型ＬＥＤヘッドランプなど主要装備を装着したトランテックス製ウイングバン完成車が２４２３万７３６０円（消費税込み）。

日刊自動車新聞4月4日掲載