2019年1月2日
山形県バス協、トンネル火災を想定し避難訓練
山形県バス協会(伊藤一郎会長)はこのほど、上山市の東北中央自動車道三吉山トンネルで「避難誘導訓練」を実施した。会員事業者の運転者ら約30人が参加し、大型観光バスがトンネル内火災を発見した場合や落下物への衝突を想定した訓練に取り組んだ。昨年、多数の犠牲者を出したトンネル火災が発生したことから、運転者と乗客が安全に避難できるようにすることを目的として行った。
冒頭、伊藤会長は「多くの参加に感謝する。開通後は東北中央道三吉山トンネルを利用することが多いと思う。訓練で学んだことを明日からの業務に生かしてほしい」と挨拶した。
訓練では、トンネル火災避難誘導訓練と落下物模擬衝突及び二次事故防護訓練を行った。トンネル火災避難誘導では、乗客を観光バスから降ろしてガードレールそばに誘導後、道路緊急ダイヤル「♯9910」へ連絡する一連の流れを確認した。落下物模擬衝突及び二次事故防護訓練は、発煙筒や赤旗を使用して後続車両を停止させて♯9910に報告する内容とした。
今回の訓練は、ネクスコ東日本の協力で未開通の東北中央道三吉山トンネルを利用した。
日刊自動車新聞12月28日掲載
カテゴリー | 交通安全 |
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主催者 | 山形県バス協会 |
開催地 | 東北中央自動車道三吉山トンネル(山形県上山市) |
対象者 | 一般,自動車業界 |