2018年11月12日
NEDO、蓄電池システム ドイツで実証運転
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日立化成、日立パワーソリューションズ、日本ガイシは、ドイツのニーダーザクセン州・ファーレル市で大規模ハイブリッド蓄電池システムを完成させ、実証運転を開始すると発表した。
リチウムイオン電池とナトリウム硫黄電池の2種類の蓄電池で構成し、高出力、大容量で充・放電が可能なシステムとする。電力の需給バランス調整をより経済的に実現し、再生可能エネルギーの大量導入が進む電力系統の安定化を目指す。
実証運転は風力発電の導入量が拡大しているニーダーザクセン州で行い、同システムの効果検証のほか、同システムを活用した電力取引の新たな事業モデルを検証する。
システムは、高出力な充・放電が可能な日立化成のリチウムイオン電池と、大容量で長時間の充・放電が可能な日本ガイシのナトリウム硫黄電池の2種類の電池に加え、日立パワーソリューションズの系統情報制御システムを用いて構築。大規模ハイブリッド蓄電池システムが電力安定化に有効なことを検証する。
電力系統からの電力の需給バランスの情報を解析し、蓄電池の充・放電を制御する系統情報制御システムは両電池の運用管理に加え、ドイツの地域電力会社の電力取引システムとの連携で電力需給情報をやりとりして効率的に運用する。実証事業は20年2月まで行う
日刊自動車新聞11月7日掲載
開催日 | 2018年11月1日 |
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開催終了日 | 2020年2月28日 |
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、日立化成、日立パワーソリューションズ、日本ガイシ |
開催地 | ニーダーザクセン州・ファーレル市(ドイツ) |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | NEDOニュースリリース10月31日発表 |