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2018年11月2日

国交省、運送事業車両の事故削減へ検討会が初会合

国土交通省は29日、事業用自動車の事故削減策について話し合う「自動車運送事業に係る交通事故対策検討会」の今年度第1回会合を省内で開いた。今年度の検討会では、重大事故の発生につながる運転者の過労運転を防止する狙いで、情報通信技術(ICT)を活用した運行管理の普及策についてまとめる予定。

検討会は、トラックやバス、タクシーなど運送事業者団体の代表者、日本自動車工業会と日本自動車整備振興会連合会など自動車関連団体、自動車保険関連の団体や機構の代表者などで構成した。
会の冒頭、国交省大臣官房の福田守雄審議官(自動車局担当)が「2017年6月に策定した『事業用自動車総合安全プラン2020』では20年までに事業用自動車の交通事故死亡者数を年間235人以下に、飲酒運転をゼロ化するなどの目標を掲げている。その達成に向けた施策の策定に向け知見を頂戴したい」などと挨拶した。

検討会では、事業用自動車の交通事故実態を把握するための事故統計(平成29年版)をまとめる。また、重傷事故の低減方策を検討するとともに、働き方改革の実現に向けて、労務管理にICTを活用するための政策なども議論する。

日刊自動車新聞10月30日掲載

開催日 2018年10月29日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

国土交通省

対象者 自動車業界