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2018年10月18日

経産省・国交省、トラック隊列走行公道実証 11月6日スタート

 

経済産業省と国土交通省は17日、高速道路上で国内トラックメーカー4社の自動運転車を使った後続車有人システムによる隊列走行の実証実験を実施すると発表した。

複数メーカーの車両で車線維持支援システム(LKA)を用いた公道実証もあり、これは世界で初めてとなる。11月6日から上信越道で、12月4日からは新東名高速で実施する。後続車にドライバーが乗車しない無人システムの実用化に向けた課題を抽出するとともに、周辺を走行する車両への影響なども確認する。

全長160メートルにわたる4台のトラックが隊列を組む形で実施する。各車両には、通信で先行車の制御情報を受信し、加減速を自動化して車間距離を一定に保つ「協調型車間距離維持支援システム(CACC)」と、白線を検知して車線内での走行を維持できるようにステアリングを調整するLKAを搭載する。
また、隊列走行車両であることを示すペイントを施すほか、側面と後部に緑色のLEDライトを連続して装着し、これを点灯することで周辺の車両への認知度を高める。
CACCを用いたトラック隊列走行の実証は昨年度にも実施したが、LKAを加えるのは今年度が初めて。

今回は高低差やトンネルなどがある多様な走行環境での実証を目指し、走行距離も伸ばす。上信越道の藤岡ジャンクション(JCT)~更埴JCT間の約100キロメートルで2週間、新東名高速の浜松サービスエリア~遠州森町パーキングエリア間の約15キロメートルで1週間程度を予定しており、LKAを用いるのは新東名のみ。

両省では、高速道路利用者に実証実験の実施を知らせるチラシを作成・配布して理解を求める。また、隊列を見た人を対象にプレゼント付のアンケートを実施して、隊列の視認性や社会的な受容性なども確認する。

日刊自動車新聞10月18日掲載

開催日 2018年11月6日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

経済産業省、国土交通省

開催地 11月6日~上信越道、12月4日~新東名高速
対象者 自動車業界
リンクサイト

国土交通省ホームページ 高速道路におけるCACC及びLKAを用いたトラック隊列走行の後続車有人システムの公道実証を実施します

http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000286.html