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2018年8月9日

子どもたち真剣、未来の整備士確保へ 北見の技能士会青年部会、高技専に整振協力 親子ものづくり体験会盛況

北見地方技能士会青年部会と北海道立北見高等技術専門学院は7月29日、校内で「第7回青年技能士まつり」を開催、同学院が「親子ものづくり体験会」を開いた。家族連れを中心に約2200人が来場し、ものづくりを主体とした祭りとなった。北見地方自動車整備振興会(栗山太郎会長)も全面協力し、自動車学科とともに未来の整備士確保に向けタイヤ交換などの作業を子どもたちに体験してもらった。

子どもたちにものづくりに興味を持ってもらうことを目的に開催している。校舎を活用して各学科に分かれ、子どもたちにものづくりに触れ合う機会を与えた。自動車科はPPクラフトカーの製作体験を行い子どもたちは作り上げた自慢の車を坂道のコースで走らせた。
F3カーを筆頭に日産「リーフ」や超小型一人乗り電気自動車(EV)「コムス」といったEVも展示。実際に、子どもたちは自動車を見て触れてと楽しい時間を満喫していた。

自動車関係以外でもカンナ掛けやタイル貼りの体験、ダンスショーなどの催しを体育館で開き、多くの参加者で賑わった。晴天のなか、校庭の出店で食事を楽しむ来場者も目立ち、祭り日和となった。
同学院で入学者数の減少傾向が続いており、将来のものづくりの担い手が減っている。技術を継承する指導者も同時に減少しているのが実情。工具を握ったことがないような子どもたちに、ものづくりの魅力を体感してもらい、未来の担い手確保につなげていく。

日刊自動車新聞8月6日掲載

開催日 2018年7月29日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,社会貢献
主催者

北見地方技能士会青年部会、北海道立北見高等技術専門学院

開催地 北海道立北見高等技術専門学院(北見市)
対象者 キッズ・小学生,一般,自動車業界