2018年6月22日
パテント・リザルト、特許引用で先進技術保有比較
特許の検索・分析ソフトを手掛けるパテント・リザルト(白山隆社長、東京都文京区)は18日、自動車メーカーの先進技術の保有状況を、特許の引用件数をベースに比較した「他社牽制力ランキング2017」を発表した。各社がいち早く確立した技術の特許が、他社の特許申請の拒絶理由として引用された件数をランキング化。17年はトヨタ自動車が8246件引用され、トップになった。
トヨタの特許による申請拒絶が多かった企業はマツダ(393件)、ホンダ(386件)、デンソー(380件)。技術分野別では「ディーゼルエンジン制御」「自動運転」関連が多く、自動運転ではグーグルも拒絶された。
ランキング2位は日産自動車で3571件。企業別の拒絶数はトヨタが395件、ホンダが195件、デンソーが186件。「非接触給電装置」などの電気自動車関連や「クルーズコントロール」が目立った。
3位はホンダで3292件。企業別ではトヨタ(304件)、マツダ(155件)、デンソー(122件)。「シフトバイワイヤ装置によるシフト装置」「クルーズコントロール関連」「排ガス浄化システム」の引用が多かった。
特許庁の審査で、17年1~12月に間に拒絶理由として引用された特許の数を抽出し比較した。
日刊自動車新聞6月19日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | ㈱パテント・リザルト |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | パテント・リザルトホームページ |