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2026年10月23日

国交省、限定訪問特定整備で12カ月点検時の一部作業可能に 対象範囲拡大し制度利用を促進

国土交通省は2026年6月に施行した訪問特定整備制度のうち、認証工場の設備要件を満たさない場所で行う「限定訪問特定整備」を見直す。自動車整備士と車の安全性の確保など一定の要件を満たせば、新たに定期点検(12カ月点検)時のブレーキパッド交換を行えるようにする。時期は未定だが、早期の改正を目指す。

現行制度では事故や故障時にのみディスクブレーキのパッド交換などの作業を認めている。しかし、施行から1年余りが経過しても、利用実績は極めて少ないのが実情だ。このため国交省は、現在認められていない定期点検による作業も可能にすることで、制度の利用拡大を図りたい考えだ。

見直しでは、新たに法定点検とそれに伴うディスクブレーキのパッド交換、法定点検と事故・故障時のドラムブレーキのライニング交換を行えるようにする。いずれも小型車、中型車それぞれに必要な作業面積と安全装備、安全衛生教育、周辺環境への配慮などの項目を満たすことを定める。大型車は自動車整備士、車の安全確保が難しいことから、追加を見送った。

26年度の規制改革実施計画で、限定訪問特定整備の改正に取り組むことが7月21日の閣議で決定した。これを受け国交省は改正の骨子を検討、10月13日に開催した「自動車整備技術の高度化検討会」で了承を得た。今後はパブリックコメントの実施など、改正に向けた具体的な手続きを進める。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞10月23日掲載