2026年10月14日
国交省、汎用スキャンツールメーカーへの整備外注サービスを試験導入 純正機を用いて対応 高度化検討会で報告
国土交通省は、一部の汎用スキャンツール(外部故障診断機)で対応できない作業について、ツールメーカーの整備拠点に外注できるサービスを試験導入した。乗用車は札幌、神奈川、岡山の運輸支局の管轄内で、大型車は長野、千葉、大分の管内が対象。2027年1月まで実施する予定だ。スキャンツールを巡っては汎用機では対応できない作業があり、メーカーごとに特化した純正機を導入できない整備事業者の課題となっていた。
10月13日に開いた「自動車整備技術の高度化検討会」で明らかにした。試験は9月末から開始しており、ツールメーカーの整備拠点で純正機を用いて対応している。整備現場でのスキャンツールの円滑な利用につなげる狙い。
また、国交省は検討会で、自動車メーカーからツールメーカーに、自動車技術総合機構(杉山徹理事長)を通じて技術情報の提供を行える制度を7月24日に開始したことも報告した。汎用機の機能向上と純正機の活用拡大を目的としている。
検討会の様子
純正機の提供方法についても整理。国産車は自動車メーカーや販売店を通じて個別契約を行う。輸入車はインポーターか、海外メーカーと直接個別契約を結ぶとした。
このほか、整備人材の確保に向けた調査の実施状況や、27年4月に始まる育成就労制度開始への対策、訪問特定整備制度の見直しについても議論した。出席者からは「整備士が社会インフラを支える重要な仕事であるとより強く訴求するべき」という意見も出された。
日刊自動車新聞10月14日












