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2026年8月26日

国交省、通信型デジタコの普及へ技術基準を刷新 クラウド保存前提で強度・耐久性見直しコスト削減

国土交通省は、タクシーやバス、トラックなどに搭載されるデジタル式運行記録計(デジタコ)に求める技術要件を改める。通信型デジタコは、外部の記憶装置(クラウド)にデータを保存することを前提に、機器の強度や耐久性に関する項目を削除する。普及のネックとなっているコストの削減につなげる考えだ。2026年内の制度化を目指す。

通信型デジタコはリアルタイム情報取得できるため、近年普及が進んでいる

デジタコとは、車両の速度や走行距離、位置情報、加減速の有無といった運行データを自動でクラウド上などに記録、保存する機器を指す。運行記録計(タコグラフ)には、走行情報などをチャート紙に記録するアナログ式運行記録計(アナタコ)もあり、総重量7トン超のトラックや長距離を走る路線バス、一部の法人タクシーなどは、デジタコとアナタコどちらかの搭載が義務化されている。

デジタコの中でも、データをSDカードなどの記録媒体に保管する「カード型」と、クラウドなど外部装置に保管する「通信型」に大別される。通信型は車両が運行中もほぼリアルタイムで情報の取得が可能なため、近年、流通量が増加傾向にある。ただ、「カード型と比べて価格が高いため、さらなる普及を進めるにはコスト低減の対策が必要」(国交省担当者)だという。

そのため、コスト増の要因となっている端末の耐久性や強度に関する基準を削除する。その上でクラウドにデータを保存・記録することを要件として定め、「運行記録を外部へ1分以内に送信する」「0.25G以上の急加減速が生じた場合は、0.5秒以内に外部の記憶装置に送信する」といった新たな項目を追加する。

年内に通信型デジタコの取り扱い要領を確定し、制度を施行する考えだ。

日刊自動車新聞8月26日掲載