2026年7月27日
政府、中東情勢の重要物資の確保状況を公表 直販スキーム開始で供給不安の声が大幅減
政府は7月24日、中東情勢に伴う重要物資の供給状況について公表した。原油に関しては7、8月とも前年同月並みの量を調達できる見通しとした。また、6月下旬に整備事業者などを対象に実施したアンケートでは、エンジンオイルやシンナーの供給不安を危惧する回答が5月下旬と比べて8~9割減ったとした。
「中東情勢に伴う重要物資の安定的な供給確保のためのタスクフォース」で進捗(しんちょく)を公表した。
原油に関しては、米国など中東地域以外からの代替調達を進めたことで、前年同期とほぼ同量を確保できているとした。このため、7月の国家備蓄放出の決定は行わない。
中東情勢の影響でサプライチェーン(供給網)に目詰まりが発生している潤滑油やシンナーなどの製品では、メーカーが需要家に直接販売する新たな「直販スキーム」を6月から設置した。
潤滑油では、足元の相談件数が1日当たり2~3件となり、寄せられた供給要請に関しても、7月22日の時点で34件が解決済みとした。
また、シンナーでは、7月20日時点で直販スキームを活用した申し込み件数が計51件、1696リットル分あったという。「『シンナー入荷が進み、確保に困ることはなくなった』という声が寄せられている」(政府関係者)という。
また、整備事業者やトラック、バス事業者向けに6月下旬に実施したアンケートでは、供給を不安視する声が直販スキーム開始前と比べて、エンジンオイルでは87%減、シンナーでは97%減になった。
政府は「引き続き物資の調達に苦労している事業者の声に丁寧に対応する」とした。
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞7月27日掲載











