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2026年7月24日

2025年度の自動車機械工具販売、5年連続増加 省人化投資が後押し 機工協まとめ

日本自動車機械工具協会(機工協、柳田昌宏会長)が7月22日に発表した2025年度の自動車機械工具の販売実績は、総売上金額が前年比3.0%増の1447億9142万円だった。5年連続で前年実績を上回り、2年連続で1400億円を超えた。既存設備の更新や改造に加え、整備現場の課題である省人化、効率化を目的とした設備投資が増えたほか、人件費の高騰に伴う価格転嫁も実績拡大を後押しした。

国内販売は同2.8%増の1364億9966万円で5年連続のプラス。輸出販売は同13.1%増の50億1928万円。一方、輸入販売は同0.6%減の32億7249万円だった。

商品カテゴリー別では全19項目のうち8項目が前年度を上回った。このうち、「リフト・ジャッキ・プレス」「エアーコンプレッサー」「バッテリークーラーサービス機器」「ブレーキ・ホイールサービス機器」の4項目が、この10年では過去最高となった。

売上金額が大きい主要6項目に限れば、「リフト・ジャッキ・プレス」「ブレーキ・ホイールサービス機器」の2項目が前年度を上回った。「車検機器」は下回ったものの、コンピューター車検システムについては「近年のコンプライアンス(法令順守)や省力化、デジタルトランスフォーメーション(DX)などが追い風になっている」(機工協)とした。

外部故障診断機(スキャンツール)本体は、同25.8%減の30億5274万円にとどまった。24年10月の本格運用を開始したOBD(車載式故障診断装置)検査が2年目を迎えていることもあり、需要に一服感が出た格好だ。一方で、新しい車両や技術に対応するために欠かせないスキャンツール診断ソフトは、同55.4%増の11億1461万円に伸長した。

機工協の柳田会長は同日行った会見で、「生産性を上げるための省力化機器の導入や、若手の採用、離職防止に向けた工場内の空間、労働環境の改善への投資が目立つ」とした。その上で、「整備事業者の設備投資の意欲は非常に旺盛でしばらくはこの傾向が続くと期待している」と述べた。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞7月24日掲載