2026年6月3日
政府、シンナー・塗料メーカー向けの原料供給を例年の1.8倍へ 目詰まり解消図る 整備工場などに行き渡るか
政府は、シンナー・塗料の原料となるトルエンなどの供給を拡大し、最大で例年の1.8倍まで増やす。ナフサ(粗製ガソリン)から得られる原料について、シンナー・塗料メーカーに直接供給するルートも強化する。原料の割り当て量の増加と直接供給ルートによりシンナー・塗料の供給の偏りや流通の目詰まりを解消し、地方も含めた自動車整備工場や工務店などに行き渡らせる。
6月2日、中東情勢に関する関係閣僚会議で高市早苗首相が明らかにした。
シンナー・塗料の原料となるトルエンは、ナフサからつくられる。経済産業省によると、日本全体のトルエンの供給量のうち、シンナー・塗料に振り向けられるのは通常2割程度。比較的市場の大きい他の用途からシンナー・塗料向けにトルエンを寄せることで、供給量を増やす。
流通ルートでは、石油化学メーカーから商社を経てシンナー・塗料メーカーに供給するルート、商社による輸入ルートに加え、石油元売りなどが直接シンナー・塗料メーカーに原料を供給するルートを強化する。
政府はまた、製品ごとの川上・川中・川下を合わせた在庫量を初めて公表した。自動車関連では、トルエン・キシレン由来のシンナー・塗料が2.2カ月、ブタジエン由来のタイヤが4.3カ月、プロピレン由来の自動車部品が3.3カ月などとなっている。いずれのサプライチェーン(供給網)も、川上から川下の各層の在庫を活用することで、少なくとも年を越えて供給のめどがついているとした。
| 対象者 | 一般,自動車業界 |
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日刊自動車新聞 6月3日掲載












