2026年5月21日
「潜在整備士」の復職支援 自動車関連16社が新団体立ち上げ 国交省と日整連もオブザーバー参加
リースやディーラー、石油元売りなど自動車の関連事業者が、資格を持ちながら整備の仕事に就いていない「潜在整備士」の復職支援に取り組む新団体を立ち上げる。国土交通省と日本自動車整備振興会連合会(日整連、喜谷辰夫会長)もオブザーバーとして加わる。50万人以上いるとみられる潜在整備士を活用することで、整備現場で課題となっている人手不足の解消につなげる。発足後に、まずは実態調査を実施し、2027年3月までに結果をまとめて公表していく計画だ。
新団体の名称は、「潜在整備士活用推進協議会」となる予定。出光興産など16社が参画し、設立する。会長には出張整備などを手掛けるSeibii(セイビー、東京都港区)の千村真希社長が就く方向で調整している。実態調査や復職支援に加え、整備士の仕事の効率化につながるような施策も進める考えだ。
整備士資格を持ちながら現場を離れている潜在整備士を巡っては、国交省の自動車整備の高度化検討会が約54万8000人と推計している(23年3月時点)。主な要因には他業種への転職や、営業職などへの異動があるとみられるが、その規模や背景を説明できる公的なデータがないのが実情だ。新団体では副業で整備の仕事を希望するケースや、統計に含まれないフリーランスの整備士も潜在整備士として位置付け、実態解明や各種施策に反映していく。
7月に予定しているキックオフミーティングを経て、本格的な調査活動に着手する。復職を希望する有資格者に対しては、電気自動車(EV)や先進運転支援システム(ADAS)など最新の技術に対応する研修プログラムを開発し、提供する。このほか、整備士が現場の仕事に専念できるように、見積もりの発行や請求管理などのデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援も行う。
新団体の参画企業は、次の通り(五十音順)。
出光興産、NTP名古屋トヨペット、オリックス自動車、住友三井オートサービス、セイビー、タステック・レンタリース、D&Dホールディングス、デンソーソリューション、東京センチュリー、ナルネットコミュニケーションズ、日本カーソリューションズ、バンクレンタカー、ファクトリーギア、北海道三菱、三菱オートリース、リブ・コンサルティング
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞5月21日掲載











