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2026年4月8日

政府、今年度に乗用車でレベル4相当の自動運転実証 新東名と東北道で路車協調システムを検証

政府は2026年度、乗用車で「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)相当の自動運転の実証実験を行う。新東名高速道路、東北自動車道での実施を見込む。路車協調システムを用い、合流支援の有効性などを検証する。政府が主導する形で乗用車のレベル4相当の実証を高速上で実施するのは今回が初となる。

 

新東名での実証では、トヨタ自動車、スバルなどが参画する。路側センサーで走行車両の位置や速度を検知し、その情報を合流する車両に提供し、円滑な本線合流を支援する。システム全体の処理時間といった「基本性能」、急減速の時間や回数などを確認する「安全性」など4項目で評価し、実現性を確認する。

 

東北道での実証では、合流支援情報の提供や落下物、工事規制といった情報の提供、インフラ側の支援に関連する検証などの実施を想定する。今後、参画企業を募集する。

 

新東名、東北道ともに年度内の実証開始を見込む。新東名ではすでにレベル4自動運転トラックの実証を行っているが、同実証で設定している自動運転車優先レーンなどは乗用車向けでは設けない考えだ。

ホンダの実証実験車両

日本メーカーでは、ホンダが27年度にレベル4の認可を取得し、30年頃の実用化を目指している。日産自動車も27年度末までに乗用車でレベル4を実用化する目標を掲げる。民間企業に先立ち、国が技術の実現可能性や課題を洗い出すことで、レベル4車両の普及を後押しする。

日刊自動車新聞4月8日掲載